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■NY原油先物−展開
ニューヨーク原油は大幅続伸。終値の前営業日比は期近2限月が1.75〜2.18ドル高、その他の限月は1.06〜2.16ドル高。ICEブレント原油は、期近2限月が2.23〜2.30ドル高、その他の限月は0.70〜2.14ドル高。米原油在庫の急減、イランの核開発問題が国連安全保障理事会(安保理)に付託される可能性が高まったことやイスラエル軍によるレバノンへの空爆、ナイジェリアの原油パイプラインへの攻撃など地政学上のリスクが一段と高まったことが背景となり、8月限は期近ベースで史上最高値を更新、その他の限月は軒並み一代高値を付けた。
■NY原油先物−材料
最も取組高の多い9月限は、夜間取引で77ドル台へと上昇すると、立会い開始後は一段と上値を切り上げる格好となり、5月3日に付けた一代高値(77.52ドル)を上抜き、引けにかけては78.35ドルへと値を伸ばした。米エネルギー情報局(EIA)からきのう発表された週間在庫統計で原油在庫が急減したことや、イランの核開発をめぐる問題が安保理で協議される可能性が高まったことで、イランによる供給停止を警戒する思惑が広がることとなったった。また、イスラエル空軍がレバノンのベイルート国際空港を空爆したことや、2月以降、産油量の3分の1の減産が続くナイジェリアで再び武装勢力によるパイプラインへの攻撃が起こったとの報道なども一因となった。
■NY原油先物−イラン情勢
ブルームバーグ・ニュースによると、仏AFP通信は13日、イランのアハマディネジャド大統領が、国連安全保障理事国などが同国の核開発問題を再び安保理で協議することで合意したことについて、核開発を監視する国際機関との協力関係を見直すことを示唆したと報じた。AFPによれば、同大統領はイランがこれまで「規定の枠組みの中で平和の道」と選択してきたが、イラン国民が欧州諸国は「誠実ではない」と感じれば政策を見直すと述べた。フランスのドストブラジ外相は12日、パリでの主要国との会合後、中国とロシアがイランのウラン濃縮活動の停止を求める拘束力のある国連決議案を指示することで合意したと述べた。
■NY原油価格−ナイジェリア情勢
ナイジェリア政府の高官は13日、イタリアの石油会社、アジップ運営の原油パイプラインで2つの疑わしい爆発があり、同国南部で大量の石油が流出していると述べた。また、同国のガーディアン紙が、武装勢力の攻撃により、日量で最大12万バレルの減産に追い込まれる公算があると報じた。しかし、アジップの親会社、Eniは、今回の爆発事故と石油流出の報道を否定し、パイプラインのダメージはすぐに修復されたとのコメントを出している。
■NY原油先物−地政学リスク
カタールのアティーヤ・エネルギー産業相は13日、世界市場で原油が不足しているわけではなく、地政学上のリスクの高まりが過去最高値へと原油価格を押し上げているとの見解を示した。
■NY原油先物−バスケット価格
OPEC原油バスケット価格は68.66ドルと、11日の68.10ドルから上昇。また、OPECは2005年1月30日の総会で、2000年3月に導入したバスケット価格の目標帯(22−28ドル)を正式に凍結した。
■NY原油価格−石油製品
石油製品大幅続伸。ガソリン、ヒーティングオイル相場ともに原油高に追随し、両市場ともに期近8月限を除く全ての限月が一代高値を更新した。
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