☆商品先物取引会社比較 ☆外国為替証拠金取引会社比較 オンライントレード比較表~外国為替証拠金取引編(スワップ金利比較も!) ☆商品先物取引会社・FX会社キャンペーン情報 |
☆取引会社個別特集(私なりにまとめてみました) |
私も商品先物取引に携わるようになってかれこれ5年くらいになりますが、当初はやはり商品先物取引というと「怖い」「やばい」「うさんくさい」などの印象が先行していたことは否めない事実だと思います。
ただ、ここにきて商品先物取引においてもオンライントレードが普及してきたことにより、商品先物取引も資産運用の一貫として認知されるようになってきたんですかね、私のブログなんかでも口座開設の申し込みがけっこうあったりしてます。
私も商品先物取引の営業をしていたこともありまして、投資というものはそもそも「投資者自身の自己責任の元、自分の判断で投資をするもの」というのが商品先物取引に関わらず大原則化と思いますが、営業の手法や客管理の手法に問題があった点は否めない事だと思います。ただ、営業の現場でも昨年の「商取法」の改正により変わってきていることと思いますし、上述したような商品先物取引のオンライントレードの普及も商品先物取引の普及には大きく貢献していると思います。
オンライントレードでしたら、それこそ自己の判断で運用できますもんね(^^)
私もこのブログを通して微力ながら商品先物取引を皆さんにも知っていただければと思いますので、過去の記事で述べてきた「商品先物取引の運用にあたっての基礎」みたいな感じでまとめてみたいと思います。
■商品先物取引って?
⇒商品先物取引とは
⇒商品先物取引におけるレバレッジ
⇒商品先物取引の損益計算
■商品先物取引の投資手法
⇒商品先物取引投資の基礎
⇒商品先物取引でのデイトレ
■商品先物取引のリスク管理
⇒商品先物取引で相場が曲がったら
■商品先物取引の取引業者選び
⇒商品先物取引会社比較
たいした記事じゃないですが(^^;参考になれば幸いです。
先物取引の参加者としては、当業者のディーラー、現物を扱う業者、そして我々一般の委託者などがいます。
このうち、先物取引においてやっかい(笑)なのが、商社系のディーラーです。先物取引の市場はやはり株や外為などと比べると市場が狭いことは否めません。(非常に板が薄い!!)商社系のディーラーが一度大口注文を入れると、板が薄いため一気に値段が跳ね上がったり、暴落したりするわけです。
先物取引の当業者ディーラーの会員端末では、大口注文がみれますので、例えば「○○物産が大口の買い注文を入れた」などがわかりますので、本来は向かってはいけないわけです。ただ、板を見ると売り注文が厚かったりするのでつい向かいたくなってしまうものです。
しかし!!あっさりとその売り注文をこなして一気に上がってしまうんです。
先物取引でももちろん数日・・・一週間単位・・・一ヶ月単位でのトレンドがありますので、こうした日中の動きはあまり関係ありませんが、こと先物取引のデイトレではこうしたディーラーのポジション取りによって左右されることがありますので注意ですね。
私が、先物取引のデイトレをする上で注意している点は・・・
①その日の外電やニュース、チャートでおおまかな動きを読む
②トレンドには向かわない
③ストップ注文を入れ、逆にいった場合は損切る
そして・・・
④トレンドがわからない時はやらない・・・です(^^;
私のブログでも何回か述べていますが、先物取引ではレバレッジが大きいので、やはり「損切りは早く」です!!こと先物取引のデイトレでは、よりいっそう「損切りは早く」ですね!
あと、先物取引のデイトレをする上で重要なのが、ツールの執行スピードですね。先物取引のデイトレでは1文・2文が命取りですので、ここは重要ですね。
先物取引のデイトレをする上で私がお奨めのツールは・・・
ドットコモディティですね!!
先物取引のデイトレなら、
断然注文執行速度の速いドットコモディティ
テクニカル分析の法則は当初株式市場予測に用いられ、その後商品先物取引におていも使われるようになったものですが、手法は同じなんでしょうか?
結論から言いますと、商品先物取引においても基本的な法則は株式と同じですが、いくつか顕著な相違もあると言えます。
テクニカル分析の道具としては、バーチャート・ポイントアンドフュギュアチャート・取引高・トレンドライン・移動平均・オシレーター等を使いますが、基本的には商品先物取引、株式いずれにおいても同じ道具を使うことになります。では、相違点は?というと分析道具そのものというよりも、商品先物取引と株式とのおのおのの本質に根ざした相違点がいくつかあるんです。
■商品先物取引には限月がある
株式と異なり、商品先物取引には取引できる期間があります。商品先物取引では、最長1年先までの取引となり、同じ商品につき同時に6つの異なる限月が取引されています。取引期間が限定されていることで長期的な予測の際にいくつかの問題が出てきます。古い限月の失効ごとに新しいチャート、それに対応するテクニカル指標が必要となりますので、短期的には限月ごとのチャートで長期的にトレンドを分析するためには、つなぎ足と呼ばれる先限のチャートつなぎ合わせた時系列のチャートで分析するなど、トレード期間に応じて使い分ける必要がありますね。
■商品先物取引はレバレッジが効いている
株式の現物取引との比較になりますが、商品先物取引では、総代金の数%程度の証拠金で取引できるというレバレッジの効いた取引になります。レバレッジが効いているだけに商品先物取引では、わずかな値動きでも損益は大きなものとなります。このため、商品先物取引では、株式より短期的なスパンでの分析が必要となります。一つ例を挙げるとすれば、「移動平均」です。株式においては最も普通に使われている平均は30週や200日ですが、商品先物取引では、ほとんどの平均は40日以下になります。商品先物取引において人気のある移動平均の組合せは、例えば、4日・9日・18日といった感じになります。
商品先物取引について・・・商品先物取引講座
そのジム・ロジャーズ氏の来日に合わせてドットコモディティ
ドットコモディティ
これはいい(^^)
オンラインで口座開設の手続きが完了し、初回入金も不要・口座管理料などもないので、実質無料でセミナーが受けられるわけです!!
わたしも口座持ってますが、もちろんトレードツールもお奨めです(^^)
⇒ドットコモディティのトレードツール特徴
■セミナー内容
ジム・ロジャーズ氏が、今後、どの市場が有望か、中国経済はバブルなのか、商品はまだまだ長期的に強気でよいのか、さまざまな視点から、縦横に語る、といった内容のようです。
ジム・ロジャーズ氏の投資スタンス・考え方について、その著作の翻訳に携わった林康史氏の解説は、ジム・ロジャースの長期の投資術を理解するのに役立つものと思います。
しかし、ジム・ロジャーズ氏は短期売買を認めていないわけではありません。為替ディーラー出身で現場を知っている研究者の林康史氏が、長期投資と対比させつつ、デイトレードの実際を詳述します。
■セミナースケジュール
13:00~
受付開始
13:30~14:30
『デイトレード 予測と実践』 立正大学経済学部 林 康史教授
14:30~14:45
休憩
14:45~15:15
『ジム・ロジャーズの投資術』 立正大学経済学部 林 康史教授
15:15~15:30
休憩
15:30~16:30
『ジム・ロジャーズが語る商品の時代』ジム・ロジャーズ氏
16:30~16:45
休憩
16:45~17:15
ジム・ロジャーズ氏へのQ&A
■場所
東京都港区海岸1-11-1 ニューピアノースタワー1F
■ジム・ロジャーズ氏
投資家 ジム・ロジャーズ氏
投資家・元コロンビア大学教授。イェール大学卒、オックスフォード大学ベリオル・カレッジ修了。ジョージ・ソロスと国際投資会社クォンタム・ファンドを設立。10年で4000%超のリターンを実現。
ウォール街のインディ・ジョーンズの異名をもつ。その世界観・歴史観に立脚した相場観はウォール街でも異彩を放つ。最近では、商品市況の長期的な強気相場を予測したことで知られる。
ジム自身の単著に、『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行』(日経ビジネス人文庫)、『冒険投資家 ジム・ロジャーズ 世界大発見』(日経ビジネス人文庫)、『大投資家ジム・ロジャーズが語る 商品の時代』(日本経済新聞社)がある。
☆手順はこんな感じです
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※オンラインで口座開設の手続きが完了し、初回入金も不要・口座管理料などもありません
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2月28日までに本人確認書送付の上、口座開設を完了させれば、セミナー受講料6,000円がキャッシュバック
以上お得情報でした(^^)
デイトレード(デイトレ)とは、1日のうちに売買を完結させて、ポジションを翌日に持ち越さない取引手法です。株式取引でもデイトレード(デイトレ)をするデイトレーダーはいますが、商品先物取引においてもデイトレード(デイトレ)は有効な取引手法です。
■デイトレード(デイトレ)の条件
【デイトレード(デイトレ)の条件1】日中の値動きが大きい銘柄を選ぶ
株のデイトレード(デイトレ)でもそうですが、まず、デイトレード(デイトレ)をする上で重要になってくるのが銘柄の選択です。デイトレーダーによって、1分2分で一日数十回トレードする人もいますし、ある程度の日中トレンドを追って一日数回のトレードをする方もいますので、デイトレの手法も様々ですが、基本的に日中の値動きがある銘柄でないと値鞘が取りづらいので、商品先物取引においても「日中の値動きがある銘柄」が大前提となってきます。
銘柄 | 日中変動幅(平均) | 取引倍数 | 1枚あたり損益(平均) |
金 | 6円 | 1,000倍 | 6,000円 |
銀 | 1.7円 | 6,000倍 | 10,200円 |
白金 | 27円 | 500倍 | 13,500円 |
アルミ | 1.2円 | 10,000倍 | 12,000円 |
ガソリン | 900円 | 50倍 | 45,000円 |
灯油 | 950円 | 50倍 | 47,500円 |
原油 | 330円 | 50倍 | 16,500円 |
ゴム | 3.2円 | 5,000倍 | 16,000円 |
上記の表で「1枚あたり損益」を見て頂くと、ガソリン・灯油がデイトレード(デイトレ)向きの銘柄であると言えます。
【デイトレード(デイトレ)の条件2】流動性のある銘柄・限月を選ぶ
次ぎに、デイトレード(デイトレ)で重要となってくるのが、「銘柄の流動性」です。ここで流動性とは、「どれくらい取引量があるか」という意味になりますが、それは「出来高」で見ることが出来ます。銘柄でいいますと銀やアルミなど出来高の少ない銘柄、限月でいいますと期近の出来高の少ない限月は、取引量が少ないため、いつどの値段で約定するか読みづらいため、デイトレード(デイトレ)には向かないですね。
銘柄 | 金 | 銀 | 白金 | アルミ | ガソリン | 灯油 | 原油 | ゴム |
日計割合 | 3.7% | 5.6% | 12.1% | 9.0% | 25.5% | 22.7% | 5.2% | 15.2% |
取引所より発表による出来高に占めるデイトレードの割合で見ると、ガソリン・灯油がやはり割合的に一番多く、次いで、ゴム・白金でデイトレしているデイトレーダーが多いようです。
【デイトレード(デイトレ)の条件3】執行スピードの速い取引会社を選ぶ
デイトレード(デイトレ)は1分・1秒が重要になってきます。商品先物取引でも各社で、オンライントレードツールを提供していますが、執行スピードの速いツールを提供している会社を選ぶ必要があります。
【デイトレード(デイトレ)の条件4】手数料の安い取引会社を選ぶ
デイトレード(デイトレ)は、上述したとおり、一日に数十売買の取引をするため、取引コストがかかると不利になります。手数料の安い会社を選ぶべきですね。
手数料だけ安ければいいというわけでもないですし、執行スピードだけ速ければいいというわけではありません。
その意味で、執行スピードはずば抜けて速く、しかも手数料も1回のデイトレードに要する往復手数料は1枚あたり最安時300円と安く、両方の条件を満たしているため、ドットコモディティ
ドットコモディティについては、こちらで私なりにツールについてまとめてみていますので、参照してみてください。
■デイトレード(デイトレ)手法一例
【ブレイクアウトを狙う】

①前日終値比▲90円の54,800円で寄付き後、54,500円まで値を下げてから反発
②始値54,800円、さらに前日終値54,890円を超えた時点で買いエントリー。ストップ注文(損切り)を本日安値54,500円近辺に設定
③その後55,390円まで値を上げた時点でストップ注文を前日終値54,890円近辺に再設定
④もみ合い後再上昇した時点でストップ注文を55,390円近辺に再設定
⑤前場引成で手仕舞い
証拠金とは、商品先物取引をする上での投下資金のことですが、商品先物取引や外国為替証拠金取引では、株式投資のように投資に必要な総代金(丸代金)を投下するのではなく、総代金の数%~数十%の担保金を投下することで、運用することが可能となります。この担保金のことを証拠金と呼びます。(株で言うところの信用取引にあたります。)
レバレッジとは、直訳すると「てこの力」という意味になります。上述したように、商品先物取引では、実際に取引する金額(総代金)の数%~数十%の担保金(証拠金)で取引できる、つまり、少ない投下資金(証拠金)で大きな額(総代金)の取引ができることから、「てこの原理」になぞらえて、「レバレッジ取引」とか「レバレッジの効いた取引」などと言います。
また、証拠金に対する、実際の取引金額(総代金)の大きさ(倍率)のことを「レバレッジ」を言うこともあります。
(例)銘柄:東京ガソリン 取引単位:50kl
総代金:55,330円(11/9終値)×50kl=2,766,500円
証拠金:120,000円
レバレッジ:2,766,500円÷120,000円=23倍
※銘柄により、レバレッジ比は異なります。
では、レバレッジ取引をする上でのメリット・デメリットはどんなものがあるのでしょうか?
【メリット】
・少ない資金(証拠金)で大きな資金(総代金)の運用ができる。
・総代金で運用する現物取引では、買いポジションしか持てないが、証拠金取引では、差金決済取引(決済時に価格変動分の差損益を計算し清算する取引)となるため、買いポジションだけでなく売りポジションも持てる。(売りからも取引スタート可能なため、下降トレンド局面でも為替差益を狙える。)
【デメリット】
・レバレッジを効かせている分、総代金で取引をするよりも投下資金に対する価格変動のリスクが大きくなる。
・・・ちょっと待ってください!!
レバレッジを効かせている分、リスクが大きくなるのは事実ですが、果たしてそれはデメリットなんでしょうか?
ここで考えてみたいのは、現物取引であれ、レバレッジ取引であれ、価格変動リスクは一緒ということです。
(例)東京ガソリンを50klを55,000円で買い54,000円で売る
【現物取引】2,700,000円(売値)-2,750,000円=-50,000円
【証拠金取引】(54,000円-55,000円)×50(倍率)=-50,000円
上の計算式を見てお分かりの通り、同じ東京ガソリン50klを運用しているわけですから、価格変動を同一の条件で計算した場合の差損は、全く同じなわけです。要は、総代金を預ける現物取引では、いくらで買ったものがいくらで売れたかで計算をするのに対し、証拠金を預けて取引をする商品先物取引では、差金決済で計算する点がことなりますが、同一取引単位、同一の価格変動で計算しているわけですから、価格変動のリスクもリターンも同一になるのは当たり前ですよね。
ただ、商品の世界においては、現物取引で資産運用をする場はありませんので、商品先物取引の市場で運用をするわけですが、ここでレバレッジの特性(メリット)を活かすのです。
では、総代金で取引する現物取引と証拠金でレバレッジを効かせて取引する商品先物取引では何が違うのでしょうか?
証拠金取引では、証拠金を担保として投下資金以上の金額の運用を行っているため、相場動向が予想と反対にぶれた場合、担保能力が不足し、そのままではポジションを維持できなくなってしまいます。その際には「追証拠金」というものが発生します。
「追証拠金」とは、大引け(1日の取引終了時)の評価時点で証拠金の50%の評価損(値洗い損)が出た場合に、ポジションを維持するために必要な追加資金のことです。
この「追証拠金」が発生すると証拠金の半額(会社によっては、値洗い損全額)の追証拠金を追加して建玉を維持するか、決済するかの選択が迫られるわけです。
※この際の対処方法は、商品先物取引~難平・両建て?それとも損切り?をご覧下さい。
要は、レバレッジ取引おいては、「損切りを早く・利食いは遅く」が鉄則です。この点に注意して、レバレッジのメリットである「少ない資金(証拠金)で大きな資金(総代金)の運用ができる。」を活かして、
稼ぎましょう!
基本的なことになりますが、商品先物取引~取引手法も参考にしてみてください。
▼ 先物商品取引所
以下に先物商品取引所とその取扱銘柄を紹介します。
東京穀物商品取引所
とうもろこし先物・大豆ミール先物・一般大豆先物・Non-GMO大豆先物・小豆先物・アラビカコーヒー先物・ロブスタコーヒー先物・粗糖先物・とうもろこしオプション・大豆オプション・粗糖オプション
東京穀物商品取引所
東京工業品取引所
金先物・銀先物・白金先物・パラジウム先物・アルミニウム先物・ゴム先物・ガソリン先物・灯油先物・原油先物・軽油先物・金オプション
東京工業品取引所
横浜商品取引所
野菜先物・食用馬齢しょ先物(じゃがいも)・生糸先物
横浜商品取引所
中部商品取引所
鶏卵先物・ガソリン先物・灯油先物・軽油先物・鉄スクラップ先物
中部商品取引所
関西商品取引所 KANEX
小豆先物・NON-GMO大豆先物・粗糖先物・精糖先物・生糸先物・生糸コール取引・冷凍えび先物・コーン75指数・コーン指数・コーヒー指数
関西商品取引所
大阪商品取引所 OSAMEX
シートゴム先物(RSS3号)・ゴム先物(TSR20号)・ニッケル先物・アルミニウム先物・天然ゴム指数
大阪商品取引所
福岡商品取引所
IOM一般大豆先物・NON-GMO大豆先物・大豆ミール先物・とうもろこし先物・ブロイラー先物
福岡商品取引所
以上7つの先物商品取引所があり、毎日立ち会いを行っているわけです。
私がいつもガソリンと言っているのは、東京工業品取引所の東京ガソリンのことです。中部商品取引所にもガソリンの上場はありますが、上述したように先物商品取引所ごとに売買方法も異なるので、同じガソリンでも東京では「ザラバ」で、中部では「板寄せ」で売買を行っているのです。
以上、先物商品取引所情報でした!
商品先物取引で損をしている人には、ある共通点があります。
1.マイナスになっているにもかかわらず、追証を何度も入れ、玉を持ち続け、切るに切れない状況になってしまっている。
2.時には、追証などで耐える事も必要であるが、満玉で商品先物取引投資に臨んでしまっているため、余剰資金がなく一発でドボンしてしまう。
3.商品先物取引に対する相場に無知である。(外務員の言うなりに玉を張る。運やカンを頼りにした衝動的に玉を立ててしまう。人の意見に左右される=提灯をつける。)
では、商品先物取引で損をしないためには、上記の反対の行動をすればいいわけです。つまり・・・
1.商品先物取引に対する投資手法を確立する。
①チャートの見方や取引手法をマスターする。
②分析には、テクニカル分析(チャートによる分析)とファンダメンタル分析(在庫量・天候などのニュースを基に分析)とがあるが、ファンダメンタル分析は、先物ディーラーでもしていない限り後付のニュースになってしまうため、個人の投資家には、テクニカル分析がいいでしょう。基本的な見方は、商品先物取引テクニカルの世界なども参考になります。
2.商品先物取引の性質を把握する。
商品先物取引は株式投資と違って、レバレッジが効いているので、実際の値幅に対して、何倍もの損益を生み出すかのうせいがあるので、
【決して、長期でポジションを保有しない】
【投資しようと思う金額を全額投資(満玉)せず、余剰資金を残して投資する】
ことが重要です。
3.商品先物取引における取引手法をつかむ。
①相場の傾向を読む。
商品先物取引に限らず、相場の傾向を読むためには、移動平均線や一目均衡表、RSIなどのテクニカル指標を用います。
【トレンドフォロー・】・・現在の価格傾向(=トレンド)が続くことを期待して取引を行う手法です。今後も値上がり傾向(=上昇トレンド)が続くと予想すれば「買い」、今後も値下がり傾向(=下降トレンド)が続くと予想すれば「売り」で利益を狙います。
【逆張り】・・・現在のトレンドが反転することを期待して取引を行う手法です。現在は値上がり傾向でも、もう直ぐ値下がり傾向に反転すると予想すれば「売り」、現在は値下がり傾向でも、もう直ぐ値上がり傾向に反転すると予想すれば「買い」で利益を狙います。
②建玉手法を相場動向に応じて使い分ける。
商品先物取引などの証拠金取引では、買いからも売りからの取引が始められるため、【片張り】で価格動向を読む取引手法の他に【さや取り】という手法があります。
【さや取り】とは、同一商品の異なる限月間や異なる市場間または似たような値動きをする商品間など、2つの価格の間で生じる価格差の変動を利用する手法です。2つの価格の一方を買い、もう一方を売ることでリスクを抑えつつ利益を狙います。2つの価格間の価格差が拡大すると予想すれば割高な方を「買い」割安な方を「売り」、価格差が縮小すると予想すれば割高な方を「売り」割安な方を「買い」、とするのが一般的です。「さや」を狙うわけですから、個々の商品・限月の値動きは問題ではなく、「さや」が縮小するか拡大するかによって、利益を狙うわけです。リスクの大きい商品先物取引では、リスクヘッジにもなるわけです。
③取引のスパン(期間)を決める
再三延べているように、商品先物取引は、その商品の性格上、株などに比べて取引期間は、短期であることが大前提です。
しかし、銘柄ごとの特性があり、短期の中でも下記の二つに分類できると思います。
【デイトレード】その名のとおり、一日で取引を開始・終了することです。商品先物取引においては、ガソリンなど、値動きの激しい銘柄はデイトレのほうがいいでしょう。
【スイングトレード】数日間ポジションを保有し、値幅を狙うものだが、商品先物取引においては、金やゴム(エネルギー以外ならほとんど)は、数日間で利幅を狙うほうがいいでしょう。
商品先物取引も上記のような点を踏まえてルールを確立し、取引をすれば、商品先物取引でも十分利益は取れます。そのルールに基づく取引を先物でも「システム売買」として確立して取引されているトレーダーはいらっしゃいます。
方法は4つあると思います。
①「あ~あ。やられちゃった。今回は負けだね。」と潔く損切りする。
②「ここはしのがないといけない。いや、一回だけしのいでみよう。」と追い証拠金をつぎ込む。
③「もうこの辺で下げ止まるだろう。もう一回買い玉を建てて買い値平均を下げよう。」と難平(なんぴん・難ピン)をする。
④「まだ下値があるんじゃないか?これ以上マイナス勘定が増えたら困る。」と思い、両建てをする。
難平(なんぴん・難ピン)とは、買い玉を持って値下がりをしたときにもう一回買い、買い値平均を下げて値上がりを待つ「買い難平」と、売り玉を仕込んだら値上がりしたので、もう一度売り、売り値平均を上げて値下がりを待つ「売り難平」の2種類が基本です。
両建てとは、同一銘柄限月の「売り」「買い」を同枚数のポジションを持つことで、曲がっている時に損切りをせず緊急避難的に反対の玉をもつことにより、、「再度利益チャンスを狙う」か「いくらかでも損を小さくして手仕舞う」ことを目指していこうというものです。
難平(なんぴん・難ピン)・両建ていずれにも共通して言える事は・・・
①追加の資金が必要であること
②商品先物取引における投資を線で考えている
・・・といえるでしょう。難平・両建ての選択肢を選んだ方は、「この勝負絶対負けられない。」と思っていらっしゃるのではないでしょうか?つまり、相場を点で考えているとも言えるのではないでしょうか?しかし、商品先物取引に限らず投資において負けなしでいけるなんてことが考えられるでしょうか?
答えは、「NO」ですよね。商品先物取引において連戦連勝なんてありえませんからね。・・・であれば、追加資金を投じてさらなるリスクを負う危険を抱えこむ(もちろん、難平・両建てでもやり方次第、相場の読み次第ではうまくいくこともあります。)よりも、相場を見誤った時は、潔く「損切り」をし、戦略を立て直し次に備えるべきです。
私もこのブログにおいて「損切りは早く」と何回か述べておりますが、
商品先物取引のような短期間の勝負、ハイリスク・ハイリターンの投資においては、より重要となります。
では、「損切りは早く」と言っても実際にはどうしたらいいのでしょうか?答えは簡単です。新規で建てる時に「何文逆にいったら損切る」という損切りラインをあらかじめ設定しておくことです。その損切りラインにザラバ銘柄なら「ST」なり「STL」を入れてしまうのです。
だって、そもそも建玉をする際には、さまざまな分析を経て「自分はこの方向に行く」という結果をもとに玉を建てるわけですから、曲がってしまった場合には、そもそもその分析結果に見誤りがあったわけですから、危険を先延ばしにして、さらなる損を膨らます可能性もはらんでいるような手法をとらず、少ない損で損切りをすることが肝心です。
商品先物取引経験者には、くどくどと当たり前のことを述べてしまいましたが、参考になれば幸いです。
▼ 商品先物取引とは
Point 1
買いからでも売りからでも取引を開始できる
商品先物取引は、「買い」だけではなく、「売り」からも取引ができることが特徴です。
商品が将来値上がりすると予想したときは、買い注文から入り、予想どおり値上がりした時は売って、その値幅の差額を利益として得ます。
逆に、値下がりするであろうと予想したときは、売り注文から入り、予想どおり値下がりしたら買い戻して、その値幅の差額を利益として得ます。(差金決済方式)
Point 2
少額の資金で取引ができる(レバレッジ取引)
商品先物取引では、総取引金額の数%程度の金額を証拠金として、少額の資金で取引ができることが商品先物取引の魅力といえます。そのため、わずかな値動きでも大きな損益を生むことになります。
株式の信用取引に似ていますが、信用取引では株式や資金の貸借関係による金利(日歩)の発生があるのに対して、商品先物取引の場合は証拠金の金利負担がありません。
<レバレッジ>
商品・・・ガソリン
価格・・・61,410円/1kl
倍率・・・100倍(取引単位が100kl)
総取引金額・・・6,141,000円(61,410円/1kl×100kl)
証拠金・・・150,000円
レバレッジ・・・約41倍(6,141,000円÷150,000円)
<買いからの取引>(1枚)
将来、価格が上がるだろうと予想した場合は買いからスタート
61,400円⇒62,400円に上がったところで決済=1,000円の利幅
<売りからの取引>(1枚)
将来、価格が下がるだろうと予想した場合は売りからスタート
61,400円⇒60,400円に下がったところで決済=1,000円の利幅
<差金決済方式による損益計算>
1,000円(利幅)×100倍(倍率)×1(取引枚数)=100,000円
つまり、15万円の投下資金で、10万円の利益が取れるというわけです。例に挙げたガソリンという銘柄は値動きも激しく、上記の例のように1日・2日で1,000円くらいの値動きをするので、上記Point2で述べたようにわずかな値動きでも大きな損益を生むことになります。
ただし、上記の例は、予想通りに価格が動いた場合の計算例になりますので、予想と逆に動いた場合は、その分の損失が発生することになります。
したがって、商品先物取引を行うに当たっては、まず銘柄の属性をつかむことが重要です。例えば、ガソリンに比べ金は値動きが比較的穏やかで初心者向けと言われています。
取引手法も重要なキーワードとなります。
次回以降にまた記載したいと思っています。